細か過ぎる男たち

透析患者の私

私の血管は少々深いところに

あって難易度高いらしい

ドクターが『手術苦労したみたい

だから大事にしてあげようね』と

言ったもので、看護師さん達から

は敬遠されて未だに穿刺しては

貰えていない(泣)

 

その代わり、透析室選りすぐりの

スペシャリスト技師さんが毎回

穿刺してくれて毎回安定の施術

 

その中で二人の技師さん

ひとりは超イケメンの主任さん

もうひとりは、まー軽い感じの

若者

同じ日、別々にやってきた二人が

それぞれ同じことを言う

 

『今日仕事休みだったの?』

(・・?···仕事してきましたけど···

 

『そうなの?アイシャドウが

いつもと違うからお出掛けした

のかと思ったんだ』と

確かに今まで使っていたものが

なくなったから新しいのに

変わったんだったっけ

 

軽い感じのコに至っては

髪を切った、タオル類・服装の

変化なんかにも逐一コメントを

してくれる

『女の人ってそういうの

嬉しくないですか?』

 

そう!そうだよ、てるお!

と心の中で激しく同意の私だった